2011年07月21日

知るべきこと



執事の手元に届いた1冊の記録

チャリ本.jpg



今回の東日本大震災の真っただ中、仙台で被災犬のレスキューを直後から開始し、
今も250頭を超えるしっぽ達を保護しているdogwoodさんがまとめた
この4カ月強の記録。



マスコミを通じ、様々なしっぽ達の様子も報道されています。
心を痛めている方がたくさんいらっしゃることでしょう。


被災したしっぽ達に手を差し伸べている方もたくさんたくさんいらっしゃいます。



何度も何度も書いていますが
執事の願いは、
“しっぽの隣にはその犬生最後まで、人がいて欲しい”ということ。
そして出来ることならば、その人としっぽが笑顔でいて欲しいということ。



自分が相棒のちょびの犬生、18年8カ月、まがいなりにも、隣にいて、
晩年の10年は執事なりに精いっぱい、彼と暮らし、彼を送ってから、2年半。

今なお、その願いはかわりません。

今なお、ちょびのことを想う時、その姿はなくとも、執事は笑顔になれますし、
きっと奴もお空で笑顔だと思えます。




その為に、人としてなにができるのか。
しっぽの命、預かる人としてすべきこと。


たかが犬。
でも、執事は執事なりに、必死に、考えてきたつもりですし、
これからも考えて、知って、感じて、動いてゆくつもりです。



1000年に一度の災害などと言われている今回の東日本大震災。



せいぜい人生80年の中で、1000年に一度に遭遇した人の1人として、
しっぽの隣には人がいて欲しいと願う1人として、
知るべき事、
知らねばならない事、
紛れもない事実だけがこの1冊には溢れていました。



もしも、今回の震災に居合わせてしまったしっぽ達に寄せる心をお持ちならば、
ぜひ、ぜひ、観て、感じて、考えて戴きたい。


我が身に置き換え、自分だったらと。

そして、今、自分に何が出来るかを。
そして、今、隣にいるしっぽに何をすべきかを。


“これから”じゃなく、“そのうち”じゃなく、“今”。



3月11日はいきなりやってきた。
3月11日も3月12日も、いつもと変わらず過ぎてゆくと
なんの疑いもせずに思っていた人の身にいきなり降りかかった。


もし、明日も変わらずに来ると思っているなら、それは幻想でしかないってこと。
明日は全て変わってしまうことだってあるってこと。



しっぽを守るのは誰ですか?

“誰か”ではない。
“国”ではない。
“行政”でもない。
“緊急なんたら本部”でもない。
ましてや、“動物愛護団体”でもない。

守ろうとして下さっている人はたくさんいます。

でも、でも。

守るのは“あなた”です
“あなたのしっぽ”を守れるのは“あなた”です

震災だけじゃない。
しっぽの命守れるのは“あなた”



その為に、知って下さい。
知って、いかに守るかを考え、“今”から、守って下さい。


後から気付くのではなく。
経験を、実際に起こった事実を、こうやってまとめた記録があるのです。

人はそこから学べるですから。



可哀想と思うなら、
なにをしたらいいか分からなくてと思うなら、
これしか出来なくてと思うなら、

そこから1歩、踏み出して下さい。

知って下さい。
そして、自分の隣のしっぽをあなたが守って下さい。


誰かが守るんじゃない。
あなたが守れば、
みんなが自分の隣のしっぽを守れれば、
誰かに守って貰う必要なんかないんだもの。

震災という1000年に一度がなくとも、
ずっとずっと、隣に人がいないしっぽがいる日常の中で、
震災という1000年に一度の何万もの悲劇が起こってしまった今。


日常ですら、守りきれない中、一気に何万の悲劇が起こったのだから。


その事実を前にして、今、そしてこれから、何が出来るか、なにをすべきか。
そのきっかけになり得る、事実を知って欲しい。

細切れの一部分ではなく、実際にあの日から今現在も、
真っただ中にいる人達の事実の記録を。










今回の震災で奪われた命が安らかであらんことを、
そして、多くの、大事なものを、ことを、奪われた方々に
少しでも安らげる時間がありますことを、
心から願います。

この記事へのコメント
執事さん、本の紹介をありがとうございました。
ネット上で見る多くのボランティア、個人の方団体の方、命を助けたいと必死で動いてくださっている方々。
一部の国会議員、獣医師・・みんな必死で動いて下さっています。
大島のぷーさん、あの小さな身体で預かって下さっています。
大島のぷ-さんの所を尋ねた時、何も出来ない自分が情けなく、少しの物資と支援物資しか出来ない自分が情けなく・・。ぷ-さんとお話しているとき、涙が出てきてとまりませんでした。
今の私に何が出来るだろう?
高額の支援金を捻出する事もできず、悶々とした日々を送っています。
せめて一頭でも二頭でも預かる事ができれば・・それも叶わない今、東北の動物達の事を一人、また一人と・・伝えていくしかない!と、思っています。
餓死した多くの犬、猫、牛、鶏、豚・・。
悲惨な光景も嫌というほど見ました。
でも、知っておかなければならないと思うのです。
そして、同じ日本で暮らす人に、一人でも多く知って欲しいのです。
人の側で暮らしてきた仔達は、人が居なくなったら生きていけません。
その現実、犬は野に放せば野良犬に戻るだけ・・・。
なんて事は言わせたくないのです。
帰って来ない飼い主を必死で家を守りながら待つワンコ。
家の側から離れられないニャンコ。
人の手で飼われていた家畜達。
津波で離れ離れになった動物と飼い主、
原発事故でやむを得ずおいてこなければならなかった人達の気持ち。そして、残された尊い命。待って・・待って・・・ 待って・・・ 餓死していった仔達。

一人一人が、今、そばに居るワンコやニャンコを生涯責任を持って守って欲しい!
ただただ・・・ それだけを願い。
今自分に出来る事の模索中です。

さっき、本の注文メールを発送しました。
届いたらきっと泣きながら読むと思います。
でも・・・ 自分の心に心の中にしっかりと焼き付けたいと思っています。

時折、北海道のかよ母さんがブログ更新で情報提供してくださっています。今起こっている事・・・日本に生きる者として、目を背けずしっかりと心に焼き付けたいと思っています。
震災から四ヶ月、風化される事なく、忘れ去られる事がない様に、私もブログから発信していきたいと思っています。
長々と・・・ 失礼しました。 ありがとうございます。
Posted by ひなえ ももこ at 2011年07月22日 00:14
普通の人間は、しっぽのリードを持つ手は2本しか持ってない。
普通の人間は、移動する手段として2本の足しか持ってないし、どんなに頑張って走ってもしっぽより遅い。
そんな人間がしっぽのいのちを守るということは、思うほどカンタンじゃない。
たった1頭守ることでも本当は大変なこと。
だから我が家のように多頭になってる家は、もっともっといろんなことを考えなきゃいけない。
自分の有事は、たいがいご近所も有事であって、誰かに助けてもらえばいいや、手伝ってもらえばいいやという安易な発想は通用しないのだから、自分(と家族←でも仕事いっちゃってるダンナさんとか意味ナシ)でなんとかするしかない。
「今あなたの手の中にある全てのいのちを、自分だけで守れますか?本当に何があっても守り通せますか??」
今回の出来事は、私に強く強く問うてきて、多くを学ばせてもらっています。
Posted by バデ母 at 2011年07月25日 09:54
かわいいももこ様かわいい

今の日本は“野良犬”は状況的にも、そして、
法律的にも生きてゆくことは出来ぬ国です。
飼われていない、狂犬病予防のなされていない犬は
“捕獲し、処分”することは法律で定められているルールなのですから。

今回の震災は地震と津波という直接の被害に、
更に原発事故という2次被害。
特に原発事故は地域コミュニティー機能の
壊滅的な破壊をもたらしました。
避難なさった方々は避難所を次々と移動させられ、
点々とする生活をこの4カ月強いられています。

価値観はそれぞれですが、やはり、人としっぽでは
優先順位は絶対的に存在しています。
そして、人の命は社会の中でまもってゆかねばならぬことは
絶対ですが、
しっぽの命はそうではないということが、
今回の震災で如実に証明されたと執事は思っています。

それでも、やっぱりしっぽは大事と思うなら、
そういう現実を知った上で、自分なりに自分が
守るしかないと思った訳です。

勿論、助けを差し伸べてくれる人達はたくさんいる。
でも、そういう人達がいるってことを、
細切れの報道やネットの情報で、
“いるんだってさぁ〜”と眺めて、
悲惨な話しや画像に涙しているだけでは、
我が身に降りかかった際にはどうなんだろう?と思った訳です。

保護して下さってありがとう!と後方支援なさる方がいる一方、
実際に保護された犬の飼い主の一部には
“誰かが、勝手に犬を連れてった”と憤慨なさっているのも
紛れもない現実です。

人の都合でなんとでもなっちゃうしっぽ達だからこそ、
せめてせめて、自分が飼ったしっぽだけは自分で
なんとかせにゃってこと、1人1人が考えなきゃいけないハズと
思います。


かわいいバデ母様かわいい

相変わらず、端的に書けない執事バッド(下向き矢印)

自分が守るってことは≠自分だけで守るではないんだよね。

しっぽを守ろうとして下さる方はたくさんいる訳で、
そういう人達の助けを(自分で)借りて、手伝ってもらったっていいのだもの。
いざって時には助けるよ、手伝うよって声をかけてくれる
人との繋がりを自分が作っておけばいいことだもの。

でね、その時に、どんな環境でも、なんとかなるように
できることなら、しっぽ達にも慣れておいて貰うことは必要だよね。

もう、執事がずーとずーと言い続けてる
クレートトレーニングもそう。
主治医との関係づくりもそう。
迷子札の24時間装着もそう。

普段から出来ていれば、有事の際には絶対に役に立つ。
というか、これなしじゃ、有事の際だけでなく、
普段すらヤバいでしょ?と執事は思う。

クレートトレーニング出来てます♪って言いつつ、
クレートそのものが押し入れの中とか・・・たらーっ(汗)
おいっ!ってねバッド(下向き矢印)

有事の際に、バデ家がやばく、執事家がやばくない時には
最優先で執事家スペースはデンバニにリザーブ済み。
どーにもなんない時には執事家にどうぞ♪
繊細なバニががさつな執事に心折れる可能性は大だけど顔(汗)
デンはなんとかなるでしょう顔(イヒヒ)

1頭10kg以下の管理規約だけど、
執事は過去の実績から、有事の際にはこの限りでないという特約、交渉の上貰ってるから手(チョキ)
執事家にはしっぽはいないケド、でもいざって時にはって
執事なりに考えて、出来ることは準備してるし、
してくから。

いざという時に、この人なら大事なしっぽを託せるって思える人脈を作っておくのも
守り方の1つだよね。
実際に今回の震災では、被災地の真っただ中で
自分のしっぽはそうやって託して、余所様のしっぽを助ける側に回った方も複数います。

本当にいろんな守り方がある。

まずはうちのコからなんだけど、“うちのコだけ”に留まってはいたくないなと個人的には思います。
“ちょびだけは!!”から、この3年半で、
変わったことを想います。

人は変われる。

変わるにはやっぱり、細切れではない事実をきちんと知って考えることだと思うから。
そういう仲間が増えて行ったらと思います。

そして、自分自身も、しっぽを守れる人でいたいと思います。
共に暮らすしっぽはおらずとも、守れる能力をせっせと鍛えつつ。
Posted by 執事 at 2011年07月25日 14:13
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